けしの花

温暖な房総半島、千葉県の花を代表するのが「けしの花」です。

しかも特産のにんじんをたくさん使い、巻き方もひと工夫した独特の造形は「はたして、私に巻けるかしら?」という感じでしたが、案ずるより産むが易しの言葉のように、巻いてみると意外に華やかに仕上がるものです。

この方法を考えた方に改めて敬意を表する次第ですが、考案した方は不明なのです。しかし花を栽培している、南房州の方に違いありません。


巻くときには次のことに充分注意をしましょう。

にんじんはできるだけ細く刻むこと。粗いとすし飯となじまず巻きにくいのです。 葉の部分は、地元ではほうれんそうが多く使われますが、野沢菜やタカ菜の塩漬けが甘未の利いたにんじんとよく合うので、県外での指導のときは「ほうれんそう」はあまり使用しません。 塩漬けの葉物を使用するときは、塩辛さに注意しあらかじめ塩抜きをしておくことも大切なことです。


房州の花にはけしの他にストック、百合、きんせんか、やぐるま草などなどがあり特にストックは香りがよいので人気があります。 房総半島に行かれたら「お花畑」にも目を向けてみてください。それは素晴らしい風景が皆さんを待っています。