鶴のマーク

傑作中の傑作はなんと申しても「日本航空の鶴のマーク」だと思います。
考案者は土肥氏です。 「野良仕事をしている頭の上を飛び交う航空機は、成田空港に近いこの地方では日常茶飯事のこと。はじめはウルサイと思ったけれども、慣れてきたら航空機のマークに興味をもつようになり、特に日本航空の鶴のマークに興味を持ち、あれを太巻きに巻き込みたいという欲望がわいてきてねえ。寝ても覚めても鶴のマークのことばかり考えていたんですよ」
ある日の夜中にふっと思いついて、台所に行き「おひつ」に残っていた「冷や飯」と常備していた煮干瓢と海苔でとっさに巻いたそうです。

さすが土肥氏、冷蔵庫に煮た干瓢が常備されているとは・・・この取材以来、私もまねして煮た干瓢を冷凍保存し、常備することを心掛けるようになりました。
・・・と申しても文字巻きにはとても及ぶことはなく、太巻きを巻く者としての「心掛け」として今日に及んでいます。

更にもう一つの後日談 ⇒ 数年後の2012年4月18~24日、サンフランシスコへ
日航の鶴のマークを考案された中の一人のT様が健在と聞き、会員のS氏のご協力を得て、日本航空の某氏のお力添えで現地に赴きました。 「T様」にもお目にかかることが出来「鶴のマーク」に対する「祖国日本の由緒ある家紋」を誇りにされているT様の祖国愛を直接、感じることが出来ました。 また改めて日本人として、各家に伝わる家紋の意義を確認するチャンスとなったと思います。皆さんも家紋を認識し、我が家の由来などを考えられたら如何でしょうか?

なお、当日の記録を詳細にまとめてくださった、会員のS氏に厚く御礼申し上げ改めて御礼申し上げます。