藤の花

太巻きずしが千葉市にも流行りだした時期と、県立衛生短期大学が幕張に創立された時期がなぜか同時進行し、千葉市の社会教育課の依頼で畑地区の婦人を対象に、太巻きずしの指導を委託されました。

地区の会長は市原様、たいへん熱心な方でグループの活動も盛んにおこなわれておりました。


定期的に指導に行くうちに、創作活動にまで及ぶほどで、千葉市のマークまで作った方達です。

寒さも遠のき春も過ぎようという時期、つまり5月頃でしょうか。藤の花が咲き始めたある日、会員の誰かに「藤の花」を巻いてください。賛成!!

ということで会場の隅で会員の某さんを相手に作ったのが「藤の花」です。イメージは日本舞踊を習っていた娘の藤間流から得たもので、細かい作業は大変ですが「巻き上がり」がきれいなので、我ながら気に入っています。

注意することは花弁を巻くときに、1つずつきれいな雫形に作らないと「美しい、藤の花」に見えません。絵心を試される仕事です。